ニュース-Luvata-1920x316

Luvata、フィンランドの熱間押出工場新設の3,400万ユーロの投資計画を発表

(2021年5月25日)フィンランド・ポリ市のLuvata Pori社は、Kupariteollisuuspuisto(カッパー・インダストリアル・パーク)敷地内に新たな熱間押出工場を設置する3,400万ユーロの投資計画を発表しました。5,237㎡の新工場には、最新のロボット工学と自動ラインを備えた、全長130メートル、幅30メートル、55メガニュートン(MN)の熱間押出プレス機が設置されます。

新しい工場棟の建設では、重さ1,000トン(ボーイング747ジャンボ機のおよそ5機分の重量)の熱間押出プレス機を支えるため、1​​,000本を超えるコンクリートと鉄鋼の杭が打ち込まれています。工場棟の新たなインフラと設備により、生産性、品質、安全性、そしてエネルギー効率性の向上が図られます。

LuvataPori熱間押出ライン施設2021年5月新ラインは、ドイツ、スペイン、チェコ、イタリアから複数の設備・部材が、精緻に指定された日時・順序でトラック20台以上に分かれてフィンランドに運ばれ組立て工事が行われる予定です。 「この非常に複雑なプロジェクトは、我が社の社員とサプライヤーの持つ技術力と彼らに対する信頼の証と言えます」と、Luvata Pori社社長のJyrki Rantanenは述べています。 「また、このプロジェクトは、Luvataがお客様の高まるニーズに応えていく長期的なコミットメントの証でもあります。」


Luvata Pori社は、自動車、エレクトロニクス、医療ヘルスケア、金属・鉱業、発電・配電、再生可能エネルギーなどの各産業向けに、ホローコンダクター、銅管、ワイヤー、銅条、その他特殊加工品等の高導電性無酸素銅や銅合金製品を幅広く製造しています。新しい押出プレス機は、Luvata Pori社の生産能力を倍増させ、提供可能なビレットやワイヤーのサイズ、合金種類を拡大し、高品質の銅合金製品およびソリューションに対する需要増に応えていきます。
 

新工場の建設は現在順調に進行中で、2022年第2四半期に生産開始の予定です。新たな押出プレス機のラインは、最終的に、Luvata Pori社で60年近く前から現在も稼働中の25メガニュートンのプレス機のラインから完全に置き換わることになります。

以 上